
寒い冬こそ、鍼灸治療の“黄金シーズン”な
理由とは?
〜春に後悔しないための身体づくり〜
冬になると「肩こりがひどい」「腰が固まる」「朝が動きにくい」「冷えると一気に不調が出る」…そんな声がぐっと増えてきます。実は、冬は東洋医学的にも身体がもっともダメージを受けやすい季節。そして同時に、**“治療の効果が出やすい季節”**でもあるんです。
「冬に悪くなるなら、春になって暖かくなってから治療すればいいや」
そんな声もよく聞きますが…
実はそれ、めちゃくちゃもったいない!
冬はむしろ 鍼灸で身体を仕込む ベストタイミングなんです。
今日はその理由を、東洋医学と実際の臨床経験を交えながら分かりやすくご紹介します。
1. 冬は「冷え」と「滞り」で不調が溜まりやすい季節
東洋医学では、冬は“腎”の季節。生命力の元ともいえるエネルギーが消耗しやすく、
- 冷え
- むくみ
- 腰痛
- 関節痛
- 疲れやすい
などの症状が増えます。
さらに寒さで血流が悪くなるため、筋肉が縮こまり、普段は気にならない“弱い部分”ほど痛みが強くなります。
言うならば冬の身体は、
冷蔵庫で硬くなったお肉のような状態。
常温に戻る前に無理すると、そりゃあ痛くなるわけです。
鍼灸はこの“冷え”と“滞り”を動かし、身体を内側から温め、血流を改善するのが得意。
冬にしっかり整えておくことで、春の体調が段違いに変わります。
2. 寒い冬は「自律神経の乱れ」がピークになる時期
冬は日照時間が短く、メンタル・睡眠のリズムを整えるホルモンが乱れやすい季節です。
そのため、
- 眠りが浅い
- 疲れが抜けない
- やる気が出ない
- イライラ
- 更年期症状の悪化
こういった不調が目立ちます。
鍼灸には、副交感神経を優位にし、身体を“休めるモード”に切り替える作用があります。
これによって、睡眠の質が改善したり、イライラやのぼせ、ホットフラッシュが軽減することも多いです。
つまり冬は、
自律神経を整えるための“メンテナンスをサボりにくい季節” とも言えます。
春は環境の変化が多く、逆に自律神経が乱れやすい時期。
冬の間に土台を整えておくことで、春の不調を大幅に予防できます。

3. 冬の鍼灸は「春に出るトラブル」を未然に防ぐ
東洋医学では、冬は“溜める季節”。
冬に発生した不調は、暖かくなった途端に表に出やすくなります。
例えば…
- 春先のギックリ腰
- 花粉症悪化
- 急なだるさ
- のぼせや頭痛
- イライラ、情緒不安定
これらの多くは「冬の疲れのツケ」が原因。
冬に鍼灸で“冷え”“巡り”“自律神経”を整えておくことで、 春のトラブルが起きにくい“強い身体”が作られます。
特に40〜70代の女性は、更年期・関節痛・冷えが重なりやすく、春の不調が強く出やすいので、冬のケアがとても重要です。
4. 冬は筋肉が硬くなる=治療ポイントが分かりやすい
冬は筋肉の緊張が強くなるため、 痛みの原因となる「ツボ」や「硬さ」が浮き上がって見つけやすいというメリットもあります。
鍼灸師として診ていても、 冬の方が治療ポイントの精度が高くなる というのは正直かなりあります。
- 肩こり
- 腰痛
- 坐骨神経痛
- 頭痛
こういった慢性的な悩みほど、冬は治療後の変化が分かりやすい季節です。

5. 冬のうちに整えておくと「痩せやすさ」「美容」も変わる
冬は代謝が落ちやすく、太りやすい季節。
鍼灸は内臓の働きを整えたり、血流を改善したりするため、
- むくみ
- 代謝低下
- 胃腸の不調
- 肌荒れ
などにも効果的。
冬のうちに体調を整えておくと、春になったときに一気に代謝が上がり、
**「痩せやすいスイッチ」**が入りやすくなります。
美容鍼も、乾燥しやすい冬にしておくと肌の保水力が上がり、春の花粉や紫外線のダメージに負けにくい肌になります。

6. 冬こそ“治療スタート”しやすい季節
患者さんを見ていて感じるのが、
「冬から治療を始めた人は春に体調が崩れにくい」 ということ。
冬は
- 冷えて不調がハッキリ出る
- 痛みが強くなる
- 疲れが取れにくい
など、“身体の声”が分かりやすい季節。
だからこそ、 「これを機にちゃんと整えよう」
と治療を始めやすいんですね。
そして冬から鍼灸を始めた人は、
春には「いつもより元気」「動きやすい」「疲れにくい」を実感されることが多いです。
まとめ:冬の鍼灸は“春の健康への先行投資”
冬は身体が冷え、固まり、自律神経が乱れやすい季節。
その反面、治療効果が出やすく、春の不調を防ぎやすいという大きなメリットがあります。
つまり冬の鍼灸は…
- 不調の改善
- 体質の底上げ
- 春の不調予防
- 自律神経の安定
- 美容・代謝アップ
すべてを効率よく叶えられる“黄金シーズン”。
今年の冬は、痛みや不調が出てから耐えるのではなく、
「冬のうちに整えて春を楽に過ごす」
そんな身体づくりをしてみませんか?
必要な方には、あなたの体質(陰陽五行タイプ)に合わせた養生法もお伝えしますので、いつでもご相談くださいね。



















